コルクマットは撥水性や断熱性に優れたアイテムで、使用するメリットも数多くあります。
とはいえ、コルクマットも設置方法や使用方法などを誤ると、快適な住環境作りが難しくなってしまいます。
また、お手入れや掃除の方法によっては、傷みや消耗が早くなってしまい、すぐに買い替えが必要になってしまいます。
今回は、コルクマットの購入時や使用時などに考慮しておきたい「使用上の4つの注意点」について紹介したいと思います!
目次
コルクマットの使用上の4つの注意点とは?
コルクマットの使用上の注意点といっても、以下の4つのシーンでそれぞれ注意するポイントが異なります(★下記の項目をクリックすると移動します★)。
これら4つのシーンで考慮しておきたい注意点について、それぞれ順に説明していきます。
購入前の注意点について
コルクマットを購入する前に考慮したい注意点は、次のとおりです(★下記の項目をクリックすると移動します★)。
以下、順に説明していきます。
敷き詰める範囲を決めて、寸法を測る
購入前にコルクマットを敷き詰める範囲を決めるのは非常に重要です。
コルクマットの上に家具を配置するかどうかや家具などの配置、ライフスタイルによっても、コルクマットを敷き詰める範囲は変わってきます。
例えば、8畳の部屋に敷く場合でも、床全面に敷くのと部分的に敷くのでは必要な枚数も異なってきます。
そして、敷き詰める範囲が決まったら、実際の寸法を測っておきましょう。
コルクマットは6畳用や8畳用などの単位で売られていることが多いです。しかし、同じ6畳の部屋でも実際の形状はそれぞれ異なりますよね?
特に、床全面に敷き詰める場合には実際の部屋の寸法を測ることが重要になります。
このように、購入する前に「コルクマットを敷き詰める範囲」と「実際に敷き詰める範囲の寸法を測っておく」ことで失敗を防ぐことができます。
端のつなぎ目(ジョイント部分)をどうするか決める
コルクマットの端のギザギザ部分(ジョイント部分)をどうするか、あらかじめ決めておきましょう。
部屋全体に敷き詰める場合か、部分的に敷く場合でも状況は変わってくると思われますが、以下の3通りが考えられます。
・「サイドパーツを使う」
・「カットする」
見た目をスッキリさせたい場合や、壁に隙間なくピッタリと付けたい場合は、サイドパーツを使用するか、思い切ってカットするのも良いと思います。
ドアやクローゼット扉などの下の隙間を確認する
ドアやクローゼットの扉の下にコルクマットを敷く場合には、ドアなどが開閉できるだけの隙間があるかを事前に確認しておきましょう。
ドアなどの下の隙間の大きさは、建物の種類などによっても異なっています。
特に、バリアフリー化された住宅などの場合は、ドアなどの下の隙間が小さいことが多いので注意が必要です。
隙間が小さい場合、その部分に敷くのをやめるか、薄いコルクマットにすることを検討しましょう。
なお、「やさしいコルクマット」の場合、
レギュラーサイズの厚みが8mmなので、余裕をみて11mm程度の隙間が欲しいところです。
また、ラージサイズは厚みが11mmなので、余裕をみて14mm程度の隙間が欲しいところです。
また、家具(テレビ台やサイドボードなど)を置いていないスペースにコルクマットを敷こうと考えている場合には、家具の引き出しや扉などが開閉できるかどうかも事前に確認しておくと失敗がありません。
敷き詰める際の注意点
コルクマットを実際に敷き詰める際の注意点は、次のとおりです(★下記の項目をクリックすると移動します★)。
以下、順に説明していきます。
大型の家具から配置する
ベッドやソファーなどの大型家具を配置する場合は、大型家具を置く場所を予め決めておき、大型家具から配置しましょう。
コルクマットの上に大型家具を載せる場合は、大型家具を置く場所からコルクマットを敷き詰め、その上に大型家具を載せてから残りのスペースに敷くようにすると、家具の設置やコルクマットの敷き詰めが容易にできます。
また、大型家具を避けてコルクマットを敷き詰める場合は、先に大型家具を部屋の中に配置してからコルクマットを敷き詰めると、家具の設置やコルクマットの敷き詰めが容易にできます。
重たい家具を上に載せると凹んで元に戻らなくなる
コルクマットの上に重たい家具などを長時間置いていると、家具の重さで凹んでしまい元に戻らなくなってしまいます。
椅子やテーブル、ベッドの脚のように細くて接地面積が小さい場合には、特に凹みやすくなります。
家具をあまり動かさない場合はそのまま使用しても良いですが、 コルクマットを凹ませたくない場合には、脚とコルクマットの間に保護用のパッドや板、マットなどを敷くことにより荷重を分散され、深く凹むのを防ぐことができます。
背の高い家具を載せると転倒しやすくなる
コルクマットはクッション性を有しているため、コルクマットを敷くことで衝撃吸収や防音効果が期待できます。
しかし、タンスなどの重心が高い家具(高さがあって幅が狭く、接地面積の小さな家具)をコルクマットの上に載せる場合には注意が必要です。
重心の高い家具をコルクマットに載せた場合には、家具が沈み混んでしまい不安定な状態となり、地震などで転倒しやすくなってしまいます。
そのため、重心の高い家具をコルクマットに載せる場合には、転倒防止の突っ張り棒の使用や、隣接する家具と連結させるなど転倒防止対策が必要になることがあります。
日々の使用上の注意点
コルクマットを実際に使い始めてからの注意点は、次のとおりです(★下記の項目をクリックすると移動します★)。
以下、順に説明していきます。
長時間、直射日光に当たらないようにする
当店で取り扱っている「やさしいコルクマット」は、日本国内の耐熱試験(JIS S2029-2002準用)で60℃まで変形などの異常が見られないことが証明されており、床暖房対応にもなっています。
そのため、「やさしいコルクマット」は、一般的なコルクマットよりも高い温度まで耐えられる仕様であるといえます。
しかし、直射日光が長時間当たる場所は驚くほどの高温になることがあり、コルクマットが変形してしまう可能性もあります。 また、日常的に直射日光に当たっていると劣化を早めてしまうことにもなります。
日当たりの良い場所にコルクマットを敷いている場合には、カーテンなどで直射日光が当たらないようにしましょう。
また、濡れたコルクマットを乾燥する際も、風通しの良い日陰に干しましょう。
濡れたときはすぐに乾燥させる
コルクマットは撥水性に優れており、表面に水やお茶、ジュースなどをこぼしてしまっても、すぐに染み込むことはありません。 そのため、表面の水などをすぐに拭き取るだけで簡単に掃除できます。
しかし、こぼれた水などを長い間放置したり、濡れたタオルや雑巾などをコルクマット上に置きっ放しの状態にしたりすると、徐々に染み込んでいってしまい、ダニやカビの温床になってしまう恐れがあります。
そのため、水などをこぼした場合にはすぐに拭き取るようにしましょう。
また、広範囲にわたって濡れた場合・水洗いした場合には、陰干しするなどして十分に乾かしてから敷くようにしましょう。
無意味に何度もジョイント部分を付け外ししない
つなぎ目(ジョイント部分)はコルクマットのうちで最も傷みやすい部分です。
掃除や模様替えの際の付け外しは仕方がありませんが、無意味に何度も付け外しを繰り返すと劣化しやすくなります。
コルクマットを長持ちさせるため、つなぎ目(ジョイント部分)の付け外しは必要最小限に留めておきましょう。
熱源や高温になる場所を避ける
上述したように、「やさしいコルクマット」の耐熱温度は60℃ですが、
高温(65℃以上)の場所に長時間置かれている場合や、熱い鍋などの熱源が接触している場合には、変形したり、EVA素材との接着部分が剥がれたりすることがあります。
特に、長時間日光を浴びる場所や、ストーブの周囲やこたつの下、温風の吹き出し口付近にコルクマットを置くのは避けましょう。
家具を頻繁に移動しない
椅子や小型テーブルなどの家具を頻繁に移動すると、コルクマットの表面が擦れてコルクが剥がれやすくなってしまいます。
そのため、コルクマットの上で家具を頻繁に移動するのはおすすめできません。
特に、キャスター付きの家具(椅子やチェストなど)は、移動する際の摩擦が大きくコルクが剥がれやすくなる上、クッション性の高いコルクマットに沈み込んでしまうのでキャスターの滑りも悪くなってしまいます。
キャスター付きの家具をコルクマットの上で使用しないようにするか、キャスター付き家具を使う場合には足元マットを敷くなどの対策が必要です。
お手入れ・掃除する際の注意点
普段のお手入れや掃除する際の注意点は、次のとおりです(★下記の項目をクリックすると移動します★)。
以下、順に説明していきます。
表面をゴシゴシ擦らない
コルクマットの表面をタオルや雑巾などで力任せにゴシゴシと擦ると、摩擦によって表面のコルクが剥がれてしまう恐れがあります。
拭き掃除などをする際には、軽めに拭き取るようにしましょう。
また、表面が濡れた場合は、タオルなどでポンポンと軽く叩くようにして、水分を吸収させるようにするとコルクの剥がれを抑えることができます。
水洗いは頻繁にしない
ジョイント式のコルクマットは、汚れた部分だけ外して簡単に水洗いできるが大きなメリットの一つです。
しかし、頻繁に水洗いすると劣化しやすくなって、コルクマットの寿命を縮めることにもなります。
汚れた部分を洗うのは必要なことですが、部分的な汚れが水拭き程度にしておき、必要以上の水洗いは控えるのがよいと思われます。
乾燥させるときは陰干しする
水洗いした後や湿気の多い場所で使用している場合などでコルクマットを乾燥させる際には、直射日光を避け、陰干しするようにしましょう。
湿気の多い時期や場所で使用する際は定期的に乾燥させる
コルクマットの素材であるコルクには、天然の抗菌成分が含まれているため、ダニやカビが繁殖しにくい素材です。
しかし、梅雨などの時期や、キッチンや脱衣所などの水周りは湿気が多いため、どうしてもカビやダニが発生する可能性が高まってしまいます。
ダニやカビの発生を防ぐため、湿気の多い時期や場所で使用する際には、マットを取り外して定期的に乾燥させましょう。
なお、コルクマットの下に除湿シートを敷くことも対策の一つになります。
まとめ
今回は、コルクマットの購入時や、日々の使用など、複数のシーンでの注意点をそれぞれ紹介しました。
全て見ていくと結構多いようにも思われますが、購入時の注意点は、日々のお手入れには必要ありませんし、各シーン毎の注意点はそこまで多くありません。
以上に紹介した使用上の注意点が、快適な生活を送る手助けになれば幸いです。
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(※コルクマットなどのジョイント式マットは、同じメーカー・同じサイズ同士でないとジョイントできない場合が多いので、購入の際はご注意ください!)
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