コルクマットの耐用年数(寿命)は?替え時と長持ちの秘訣について

コルクマット

軽くて丈夫なイメージのあるコルクマットですが、寿命や替え時などが気になったことはありませんか?

 

耐久性の高いコルクマットといえど、消耗品のため、いつかは交換する日が来てしまいます。

 

そんなときのために、事前にコルクマットの替え時(寿命)を知っておきたいですよね。そして、なるべく長持ちさせることができれば、交換の頻度を少なくできて経済的です。

 

今回は、現在コルクマットを使用している人や、使用を検討している人向けて、「目安となるコルクマットの耐用年数(寿命)」「替え時の目安」「長持ちさせる秘訣」について紹介していきたいと思います。

 

 

コルクマットの耐用年数(寿命)・耐用年数を縮める行為

以下、コルクマットの「標準的な耐用年数(寿命)」「耐用年数を縮めてしまう行為」について簡単に説明していきます。

 

 

コルクマットの標準的な耐用年数(寿命)

我が家での使用結果からの予想になりますが、コルクマットの標準的な耐用年数は3年といったところだと思われます。

 

しかし、これはあくまで、標準的(理想的)な状態で使用した場合の目安になります。

当然ですが、使用状況が悪いと耐用年数は縮んでしまいます(以下の「耐用年数(寿命)を縮めてしまう行為」を参照)。

 

替え時には、コルクマットの表面(コルクに)ひび割れや剥がれが現れ、全体的な色褪せ、裏面のベース素材(樹脂)の凹み・破損などの劣化現象が見られます。

 

 

耐用年数(寿命)を縮めてしまう行為

上述したコルクマットの耐用年数は、あくまで標準的(理想的)な状態で使用した場合であり、使用状況が悪いと劣化を速めてしまいます。つまり、交換時期が早くなってしまいます。

 

コルクマットの耐用年数(寿命)を縮めてしまう行為は、例えば次のとおりです。

(1) 長期間、敷いている
(2) 上に重いものを載せる
(3) 何度も凹ませたり、擦ったりする

(4) つなぎ目を何度も付けたり、外したりする
(5) 直射日光を浴びる場所に敷いている
(6) 温度変化が大きい場所に敷いている
(7) 湿気の多い場所に敷いている

以下、順に説明していきます。

 

 

(1) 長期間、敷いている

当然ですが、長い間 敷いていると劣化が早くなります。

オールシーズン敷きっぱなしの場合と、冬だけ敷いている場合とでは、どちらが劣化しやすいか予想できますよね。

 

しかし、これは夏にカーペットなどの別の敷物を敷いている場合には、その別の敷物も劣化します。

使用頻度や期間が長いと、どうしても劣化が早くなるのは避けられないので、あまり気にする必要はないと思います。

 

 

(2) 上に重いものを載せる

コルクマットは、そのクッション性から多少の凹みであれば元通りに戻ります。

 

しかし、コルクマットの上に重い家具などを長時間載せている場合には、凹んで元に戻らなくなってしまいます。そして、その凹みを起点にして表面のコルク層が剥がれたり、裏面のベース素材(樹脂)が破損したりしやすくなります。

 

 

(3) 何度も凹ませたり、擦ったりする

これも当然ですが、敷いているコルクマットの同じ場所を何度も歩いたり、擦ったりすると、その部分が破損しやすくなってしまいます。

 

歩くと凹みますし、足で表面を擦ったりもしますし、物を落としたりして傷が付いたりもします。

 

 

(4) つなぎ目を何度も付けたり、外したりする

コルクマットのつなぎ目(ジョイント部分)を付け外しする頻度が高いと、つなぎ目部分が破損しやすくなります。

 

不必要につなぎ目を付け外しするのは止めておきましょう。

 

 

(5) 直射日光を浴びる場所に敷いている

コルクマットに限りませんが、直射日光を長時間浴びている光劣化してしまいます。

 

特に日差しの強い6~8月の昼間は、カーテンを閉めるなどして直射日光に長く当てないようにする工夫をすると良いと思います。

 

 

(6) 温度変化が大きい場所に敷いている

これもコルクマットに限りませんが、昼間と夜間の温度差が大きい場所(例えば、窓際など)に敷いているコルクマットは、劣化が早まってしまいます。

 

 

(7) 湿気の多い場所に敷いている

水気や湿気が多い場所に敷いていると、コルクマットが反って劣化が早くなりますし、裏面のベース素材(樹脂)と床面との間にカビが生えることもあります。

 

特に、水に濡れやすい脱衣場や、結露しやすい冬場の窓際にコルクマットを敷いている場合には、耐用年数が短くなってしまう可能性があります。

 

 

替え時(交換時期)の目安とは?

コルクマットの替え時(交換時期)の目安は、次のとおりです。

・コルクマットにカビが生えてしまった場合
・コルクマットが反ってつなぎ目がかみ合わなくなった場合
・コルクマットの表面の剥離や、ベース素材に凹みや破損ができた場合

 

以下、順に説明していきます。

 

コルクマットにカビが生えてしまった場合

コルクマットの表面に使用されているコルクは、比較的カビが生えにくい素材ですが、裏面に使用されているベース素材(樹脂)はそうでもありません。

 

結露したり、水滴が飛んできたりして湿気の多い場所にコルクマットを敷いていると、床面とマットとの間に湿気がこもってカビが生えやすくなってしまいます。

 

カビが生えてしまうと取り除くのは困難ですし、カビを放置しているとハウスダストによるアレルギーの原因にもなってしまいます。

カビが生えた部分のコルクマットは、取り替えましょう!

 

 

コルクマットが反ってつなぎ目がかみ合わなくなった場合

経年劣化によってコルクマットが反ってしまうと、ベース素材(樹脂)部分がペチャンコに延びたり、歪んで変形したりして、つなぎ目(ジョイント部分)がかみ合わなくなってしまいます。

 

つなぎ目がかみ合わないと、その隙間からゴミやホコリ、髪の毛などがコルクマットと床面との間に入り込んでしまいます。

コルクマットが劣化してつなぎ目がかみ合わない場合は、交換しましょう!

 

なお、コルクマットは、ベース素材の上にコルク層を貼り付けた構造(伸縮率の違う素材同士を貼り付けた構造)のため、湿気が多い場所に置いておくと反ってしまいます。

湿気が原因の場合には、湿気を取り除くことで元の状態に戻るため、交換時期とは言えないので注意してください。

除湿器で乾燥させて反りを解消させれば問題ありません。また、つなぎ目を裏からテープを貼って固定するなどして隙間ができないようにしても良いと思われます。

 

 

コルクマットの表面の剥離や、ベース素材に凹みや破損ができた場合

これはパッと見た目で判断できます。

コルク層が剥がれていたり、ベース素材の凹んでいたり、大きな傷ができていたりする場合です。また、コルクマットが経年劣化すると、擦っただけでコルクやベース素材がポロポロと崩れたりします。

 

こうなったら、早めに交換しましょう!

また、コルクマットが大きく汚れて洗っても取れない場合なども交換しても良いと考えられます。

コルクマットの利点は、ジョイント式なので一部だけ交換できる点です。

 

 

コルクマットを長持ちさせる秘訣とは?

コルクマットを長持ちさせる秘訣は、上述した「耐用年数(寿命)を縮めてしまう行為」を止めることですが、それ以外の方法を以下に示します。

 

コルクマットを長持ちさせる秘訣は、次の4つです。

・定期的にローテーションする
・コルクマットの上にラグなどを敷く
・大判(ラージ)サイズを使用する
・お手入れの際にゴシゴシ洗わない

 

以下、順に説明していきます。

 

定期的にローテーションする

車のタイヤと同じ考え方ですね。

使用頻度の高い場所(良く歩いたり座ったり、水をこぼしたりする場所)のコルクマットを、使用頻度の低い場所のコルクマットと交換します。

 

例えば、一ヵ月に一回程度の割合で、コルクマットをローテーションしていくことで、劣化の偏りをなくすことができます。

また、表面が凹んだ状態では足や物を引っかけやすく、破損しやすくなってしまいます。一方、多少の凹みのある部分も時間を置くことで元に戻っていきます。

 

 

コルクマットの上にラグなどを敷く

コルクマットの上にラグを敷くことで、表面が擦れるのを物理的に防ぐことができます。

 

 

大判(ラージ)サイズを使用する

大判(ラージ)サイズを使用することで、同じ面積に敷く場合に枚数を減らすことができます。

つまり、その分つなぎ目(ジョイント部分)が減るため、コルクマットが反ったときにできる隙間を減らすことができます。

 

 

お手入れの際にゴシゴシ洗わない

コルクマットを洗う際に、アルカリ性の洗剤など(石鹸、重曹、セスキ炭酸ソーダ)を使用しないのはもちろんのこと、タワシなどでゴシゴシと強く擦り洗いしない方が長持ちさせることができます。

 

コルクマットのお手入れ方法・NGなお手入れ方法については、別の記事で説明していますので、そちらを参考にしてみてください。

参考記事:「コルクマットの8つの掃除方法・お手入れの方法とその注意点

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

最後に、「コルクマットの替え時(交換時期)の目安」「コルクマットを長持ちさせる秘訣」をまとめておきます。

コルクマットの替え時(交換時期)の目安

・コルクマットにカビが生えてしまった場合
・コルクマットが反ってつなぎ目がかみ合わなくなった場合
・コルクマットの表面の剥離や、ベース素材に凹みや破損ができた場合

 

コルクマットを長持ちさせる秘訣

・定期的にローテーションする
・コルクマットの上にラグなどを敷く
・大判(ラージ)サイズを使用する
・お手入れの際にゴシゴシ洗わない

 

せっかく敷いたコルクマットをできるだけ長く使用したいですよね。

酷く汚れたり破損した部分は、その部分だけ交換できるのもコルクマットの利点です。今回紹介した方法も活用し、日頃から丁寧に使用することで、きっと長く使用してあげてくださいね♬

 

 

【 おすすめのコルクマット 】
「コルクマット」は、弾力性や防音性、断熱性に優れており、オールシーズン使用可能なオススメのマットです♪
(※コルクマットなどのジョイント式マットは、同じメーカー・同じサイズ同士でないとジョイントできない場合が多いので、購入の際はご注意ください!)

タイトルとURLをコピーしました