コルクマット・ジョイントマットの敷き方のコツ【誰でも簡単】

コルクマット

コルクマットやジョイントマットをできるだけ簡単に、かつキレイに敷き詰めたいと思いますよね。

 

但し、コルクマットやジョイントマットは、「部屋全体に敷くか」「部分的に敷くか」「その部屋がどんな用途か」などによってレイアウトの仕方は色々あります。

 

そこで、ここでは敷き方のポイント、すなわち「コルクマット・ジョイントマットを敷く前に考慮すべきこと」「敷く際(敷き方)のコツ」について紹介したいと思います。

 

 

コルクマット・ジョイントマットを敷く前に考慮すべきこと(準備編)

まず、コルクマットやジョイントマットを敷く前に考慮しておいた方が良いことについて示します。

 

マットを敷く前に考慮しておきたい事とは、「レイアウトをどうするか(部屋全体に敷き詰めるのか、部分的に敷き詰めるか)」という、この一言に尽きます!

 

それを考えるのに必要なチェック項目をまとめると、次のようになります。

・ドアなどの下に十分な隙間はあるのか
・大型家具をマットの上に載せるか否か
・室内に頻繁に動かすキャスター付き家具はあるのか
・室内は湿気がたまりやすいか
・敷く場所の寸法を測り、マットのサイズと枚数を大まかに検討する

 

以下、順に説明していきます。

 

ドアなどの下に隙間はあるのか

コルクマット・ジョイントマットは、厚みが 8mm~11mm(極厚の場合 20mm)程あります。

 

コルクマットやジョイントマットを敷く場合には、段差ができないように「部屋全体に敷き詰める」のが基本になります。

コルクマット・ジョイントマットを敷く場合、部分的に敷くと、床面とマットの間に段差ができてしまい、その段差に つまずいて転倒する恐れがあるためです。

しかし、出入口のドアなど(クローゼットの扉、TVボードの引き出し)と床面との隙間が少ないと、マットが引っ掛かって、ドアなどの開閉ができなくなる場合があります。

 

コルクマット・ジョイントマットを敷く前に、この部分の隙間を確認しておきましょう!

 

もし、ドアなどの開閉ができないようであれば、「薄型のマットを使用する」または「ドアなどの前にはマットを敷かない」といった方法を検討する必要があります。

ちなみに、ドアなどの開閉に必要な隙間は、マットの厚み+2mm以上は欲しいところです。つまり、厚み 8mmのマットを検討している場合には、少なくとも隙間が 10mm以上は欲しいです。

 

 

大型家具をマットの上に載せるか否か

(1) コルクマットやジョイントマットは、クッション性が高いため、その上に重心の高い家具(幅が狭くて背の高い家具)を置くと、家具が沈みこんで不安定な状態になることがあります。

 

その状態だと、地震時や少し接触しただけでも上記家具は転倒しやすくなってしまいます。

そのため、重心の高い家具がある場合には、その部分にはマットを敷かないか、突っ張り棒などの転倒防止用品の使用を検討してみてください。

 

 

 

(2) また、コルクマットやジョイントマットの上に、ソファやタンス、ベッドなど重い家具を長い間載せていると、凹んで元に戻らなくなってしまいます。

 

重い家具は移動するも大変ですし、日々の掃除では動かさないと思われるため、設置後しばらくは下に敷いているマットは取り外さないでしょうし、掃除もできなくなります。

 

そういった理由からも、コルクマットやジョイントマットを敷く前に、「重い家具を避けてマットを敷く」「マットの上に重い家具を載せる」かを考慮しておく方が良いと考えます。

 

 

室内に頻繁に動かすキャスター付き家具はあるのか

コルクマットやジョイントマットを敷くと、キャスター付きの家具(椅子や机、サイドボードなど)は沈みこむため、動かしにくくなります。

動かせないということはありませんが、重くて滑りが悪くなります。

 

また、キャスター付きの家具の場合、底面全体が床面に設置しているタイプとは異なり、4~6点で支える構造のため、マットが凹みやすくなります。

 

頻繁に動かすキャスターがある場合は、

滑りを良くするためにコルクマットやジョイントマットの上に「ベニヤ板などを敷く」か、例えば以下に示すような「固いチェアマット」などを敷くことを検討してみてください。

 

 

室内は湿気がたまりやすいか

コルクマットやジョイントマットを敷く部屋に 湿気が溜まりやすいか否かも重要な問題です。

 

コルクマットやジョイントマットは気密性が高く、敷いた場所の湿気が逃げにくくなるので、湿気が溜まりやすい部屋の場合、マットをこまめに取り外して(剥がして)換気し、カビの発生を抑えてやる必要があります。

 

特に、重い家具(ソファやベッド、タンスなど)を置いた場所は、マットをこまめに取り外すことができなくなるので注意が必要です。

湿気が多い部屋にマットを敷く場合は、「重い家具は置かない」または「重い家具の下にマットを敷かない」のどちらかを検討しましょう。

 

 

敷く場所の寸法を測り、マットのサイズと枚数を大まかに検討する

ここまでのチェックで、コルクマットまたはジョイントマットを「部屋全体に敷く」「部分的に敷くか」のどちらかに決まったと思います。

 

どちらにするか決めたら、敷く場所の寸法を測ってレイアウト案をザックリと考えます。

コルクマットやジョイントマットは、基本的にレギュラーサイズで30cm四方、大判(ラージ)サイズで45cm四方となっていることが多いです(超大判サイズは60cm四方です)。

 

敷く場所の平面形状や寸法に合わせて、敷き詰めるマットの配置と枚数を大雑把に決めておくことで、失敗が少なくなりますし、実際の敷き詰め作業であわてることが少なくなります。

 

 

敷く前に準備する道具について

コルクマットやジョイントマットを敷く際、必要な箇所をカットする場合もあります。以下、敷く前に準備しておいた方が良い道具を紹介します。

 

カッターナイフ

刃が大きめのものを用意すると、切りやすくて作業が楽です。

 

 

カッターマット

カッターでマットを切断するときに使用します。

もしなければ、ベニヤ板や段ボールでも大丈夫です。カッターで切っても下に貫通しないくらいの厚みが必要になります。

 

 

定規

寸法を測るとともに、マットを真っすぐ切る時にカッターに当てがって使用します。

長さはできれば 30cm以上あった方がよく、カットするマットよりも長いと真っすぐ切りやすくなります。

 

 

コンベックス(メジャー)

コルクマットやジョイントマットを敷く部分の寸法を測るのに使用します。

 

 

油性ペン(細)

切るラインをマットに書き込むためのものです。

なお、細い方が、切った後でインクが目立ちにくくなります。

 

 

はさみ

細かい部分をチョット切る場合や、曲線部分を切る場合には、あると便利です。

 

ハサミで曲線部分に切る場合は、型紙(厚紙など)を当てがって切ると良いと思います。

 

 

コルクマットやジョイントマットを敷く際(敷き方)のコツ・手順

次に、コルクマットやジョイントマットを敷く手順を、敷く際(敷き方)のコツと共に紹介します。

 

コルクマットやジョイントマットを実際に敷く際には、以下の手順で行います。

(1) マットを敷く場所にある家具を移動する
(2) 敷く場所の床を掃除する
(3) カットしない部分のマットから敷いていく
(4) マットの余分な部分をカットする
(5) 敷き終わったら家具を持ってくる

 

以下、順に説明していきます。

 

マットを敷く場所にある家具を移動する

準備段階で、マットを敷く場所を決めているので、その場所に置いてある家具を別の部屋などに移動させます。

 

コルクマットやジョイントマットを部分的に敷く場合には、その部分の家具だけ移動すれば問題ありません。

一方、部屋全面に敷く場合には、当然、全ての家具を移動させます。

 

 

敷く場所の床を掃除する

・コルクマットやジョイントマットの上はいつでも掃除ができますが、敷いた後は取り外さないと(剥がさないと)床面の掃除はできません。

 

忙しいと、毎日剥がして掃除することはできません。一度 敷いたら一ヵ月くらいは取り外すことが無いなんてこともあり得ます。シッカリと掃除しておきましょう!

 

フローリングの上に固いカスやゴミなどが落ちている場合には、床面が傷つく原因にもなりかねません。必ず掃除機をかけましょう。

 

なお、掃除の際は、掃除機だけでなく、できれば雑巾がけなども行うと床面を清潔に保てます。

但し、床面に雑巾がけした後は、しばらく乾燥させておきましょう。湿気がこもると床面とマット裏面にカビが発生する恐れがあります。

 

 

カットしない部分のマットから敷いていく

掃除が完了したら、まずはカットしなくてよい部分からマットを敷いていきます。

 

事前に検討したレイアウトにしたがって、大雑把に敷いていきましょう。

マットはそこまで重くなく、マット同士のつなぎ目(ジョイント部分)を繋げても簡単に動かすことができます。

後で微調整できるので、あまり神経質にならず、ドンドン敷いていきましょう。

 

 

マットの余分な部分をカットする(サイドパーツを使う)

敷く場所の形状に合わせて、端の部分を処理します。

具体的には、「端の部分にサイドパーツを付ける」または「端の部分をカッターなどで切る」のどちらかになります。

 

例えば、柱などの形状に合わせてマットを切る場合には、

まず、柱などの形状を測り、マットに切るライン(その形状に合わせたライン)をマーキングします。
・次に、定規とカッターを使ってマットを切ります。
あまりに何度も切ると切り口が変な形状になるので、力を込めて一気にカットしましょう。
・切ったマットを柱などに当てたら、他のマットとつなぎ合わせます。

 

コルクマットやジョイントマットの端の部分(つなぎ目)は、ギザギザの形状をしています。ここを残しておくと、ギザギザの間にホコリやゴミが溜まり、掃除しにくくなってしまいます。

 

なお、部屋の全面に敷く場合には、半分くらい敷いてから、端の部分の処理して柱や部屋の形状に合うかチェックします。
うまく合うようであれば、さらに残りのマットを敷くようにしましょう。

 

 

敷き終わったら家具を持ってくる

マットを敷き詰めたら、家具を持ってきます。

 

上述したように、コルクマットやジョイントマットの上に 重心の高い家具(幅が狭くて背の高い家具)を置くと、不安定な状態となって転倒しやすくなります。

その場合には、突っ張り棒などの転倒防止用品などの使用を検討ください。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

最後に、「コルクマットやジョイントマットを敷く前に考慮したいチェック項目」「マットを実際に敷く手順」を簡単にまとめます。

 

コルクマットやジョイントマットを敷く前に考慮したいチェック項目

(1) ドアなどの下に十分な隙間はあるのか
(2) 大型家具をマットの上に載せるか否か
(3) 室内に頻繁に動かすキャスター付き家具はあるのか
(4) 室内は湿気がたまりやすいか
(5) 敷く場所の寸法を測り、マットのサイズと枚数を大まかに検討する

 

コルクマットやジョイントマットを実際に敷く手順

(1) マットを敷く場所にある家具を移動する
(2) 敷く場所の床を掃除する
(3) カットしない部分のマットから敷いていく
(4) マットの余分な部分をカットする
(5) 敷き終わったら家具を持ってくる

 

コルクマットやジョイントマットは、簡単に敷き詰められますが、端の処理などを考えると意外と大仕事になったりもします。

当記事がマットを敷く際の手助けになれば幸いです♬

今回は「コルクマット・ジョイントマットの敷き方のコツ」として、敷き方全般について触れましたが、

部屋全体に敷く場合については、別の記事で紹介いたします。

 

 

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(※コルクマットなどのジョイント式マットは、同じメーカー・同じサイズ同士でないとジョイントできない場合が多いので、購入の際はご注意ください!)

 

 

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