コルクマットのダニ対策とは?【発生を抑制する方法】

コルクマット

フローリングや畳の上に、コルクマットを敷こうか考えているけど、ダニが繁殖しないか気になっている人は多いのではないでしょうか。

 

 

 

結論から言うと、コルクマットはカーペットやラグなどに比べて、ダニが発生しにくい敷物です。

しかし、だからといってコルクマットを敷いた所にはダニが全く生えないかといえば、そうとも言い切れません。

 

 

では、アレルギーや気管支喘息などの原因となるダニの繁殖を抑えて、清潔で安心な生活を送るにはどうすれば良いか…。

 

 

実は、チョットした方法でダニが繁殖を格段に抑制することができます!

今回は、コルクマットのダニ対策(ダニの発生を抑制する方法)を説明したいと思います。

 

ダニが発生・繁殖しやすい条件

まず、ダニが発生(繁殖)しやすい条件について考えてみましょう。

 

 

ダニの発生条件は次のとおりです。

・高温多湿(温度20℃~30℃、湿度60%~80%)
・栄養分(エサとなる人間のフケや垢、食べかす、カビなど)
・棲み処(畳や絨毯、ぬいぐるみ、布団など)

これら三つの条件が揃ってしまうと、ダニは爆発的に繁殖します。

 

逆に言うと、これらの条件を満たさなければ ダニの発生を抑えることができます
三つの条件を全て潰せば、ダニの繁殖はかなり抑制されます)。

 

 

コルクマットはなぜダニの発生を抑制できるのか

次に、コルクマットがなぜダニの発生を抑制するのか、その理由を説明します。コルクマットがダニの発生を抑制する理由は、次の3つです。

・天然の抗菌成分「スベリン」を含むため
・調湿機能を有するため
・表面が平らでダニの棲み処となる場所が少ない

 

以下、順に説明していきます。

 

天然の抗菌成分「スベリン」を含むため

コルクマットの材料であるコルクには天然の抗菌成分「スベリン」を含んでおり、この「スベリン」がダニやカビなどの繁殖を防いでくれます。

 

 

調湿機能を有するため

コルクは、湿度が高いときには周囲の湿気を取り込み、乾燥しているときには蓄えていた湿気(水分)を放出するという性質(調湿機能)を有しています。

 

 

つまり、コルクマットが、ダニに発生しやすい湿度にまで上昇するのを防いでくれるため、ダニの繁殖が抑えられるのです。

 

 

表面が平らで、ダニの棲み処となる場所が少ない

コルクマットの表面はフラットなので、ダニの棲み処となる場所(潜り込める場所)が殆どありません。

そのため、カーペットやラグのような毛織物などに比べて、ダニの発生が抑えられます。

 

 

また、カーペットやラグのような毛織物の場合、ホコリなどが毛に絡み付いたり、食べかすなどが毛の奥に入り込んだりして、掃除機などで吸い出し難くなることもあります。

一方、コルクマットの表面はフラットなので掃除がしやすく、ダニの繁殖条件であるエサを簡単に減らすことができます。

 

 

コルクマットを使用していても、ダニが発生しやすくなるケース 

次に、コルクマットを使っているのにも関わらず、ダニが発生しやすくなってしまうケースを紹介します。

ダニが発生しやすくなるケースは、次の3つが考えられます。

・コルクマットの上にカーペットなどの敷物を敷いている
・コルクマットの上に布団を敷きっぱなし
・畳の上にコルクマットを敷いている

 

以下、順に説明していきます。

 

コルクマットの上にカーペットなどの敷物を敷いている

コルクマット自体はダニが発生しにくいですが、

コルクマットの上に敷物(カーペットやラグ、絨毯など)を敷いている場合には、その敷物にダニが繁殖してしまいます。

 

 

ダニの繁殖を抑えるコルクマットを使っていても、その上にダニが発生しやすい敷物を敷いては、ダニの繁殖を抑えることはできません。

 

 

コルクマットの上に布団を敷きっぱなし

人は一晩でコップ一杯分の汗をかくと言われています。

 

 

いくら調湿作用のあるコルクマットといえど、

万年床ですと寝ている間に出た汗(湿気)がこもってしまいます。

 

 

暖かく湿度も高い布団は、ダニにとって絶好の棲み処となります。

コルクマットがダニの発生を抑えるといっても、これでは布団などにダニが繁殖してしまいます。

 

 

畳の上にコルクマットを敷いている

長期間、畳の上にコルクマットを敷いている場合も、コルクマットと畳との間にダニが発生しやすくなります。

 

 

コルクマットだけでなく、畳にも調湿作用があります。

そのため、畳の上に撥水性の高いコルクマットを長期間敷いたままだと、畳から放出された湿気が、コルクマットと畳との間にこもってしまい、ダニが繁殖しやすい環境ができてしまうためです。

 

 

ダニの発生・繁殖を防ぐ対策と具体的な方法

ダニの発生・繁殖を抑える対策を、具体的な方法と共に紹介します。

 

対策1:部屋の湿度を下げる

高温多湿になると、ダニは繁殖しやすくなります。そして、ダニが繁殖しやすい条件(高温多湿の環境)は、夏に限らず冬場でも揃ってしまいます。

 

 

例えば、冬場は寒いのでヒーターを付けると思いますので、温度ではダニが発生しやすい条件になってしまいます。また、冬場は、乾燥対策として湿度を上げるため、加湿器を使うこともあると思われますし、洗濯物を室内干ししていると湿度はさらに上昇します。

 

このように、室内は一年を通して一定の温度と湿度に保たれた環境となっていることが多く、ダニにとって繁殖しやすい環境が揃っていると言えます。

 

 

なお、ダニは、温度が20℃以上あっても、湿度が55%を下回ると繁殖しにくいことがわかっています。

したがって、ダニの発生・繁殖を抑えるには、室内の湿度を意識的に下げることが有効な手段となるのです。

 

 

具体的には、次のような方法が効果的です。

(1)こまめに窓などを開けて風通しを良くする
(2)エアコンや除湿機で除湿を行う
(3)洗濯物の部屋干しを避ける
(4)定期的(数か月に一度)にコルクマットを剥がして換気する
(5)コルクマットが濡れた場合には、きちんと乾燥させてから敷く
(6)コルクマットの上に布団を敷く場合は、定期的に場所を変える
(7)布団は定期的に天日干しする

上記(1)~(3)は部屋全体の湿度を下げるための方法であり、上記(4)~(7)は湿気がこもらないようにする方法です。

 

 

対策2:ダニのエサとなる物質を除去する

ダニは、人間のフケや垢、皮脂、食べかす、ホコリなどをエサにしています。ダニの中にはカビを食べるものもいます。

これらダニのエサとなる物質を除去することで、ダニの繁殖を抑えることができます。

 

 

具体的には、次のような方法となります。

(8)こまめな掃除を心掛ける
(9)シーツや枕カバー、タオルケットなどの寝具類・衣類をこまめに洗濯して清潔にする

 

ダニの死骸やフンなどはアレルギーの原因物質でもあるため、ダニのエサとなる物質の除去は、アレルギー対策としても有効です!

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、「ダニが発生しやすくなるケース」「ダニの発生・繁殖を防ぐ対策」「具体的な方法」などについて説明いたしました。

 

 

コルクマット自体はダニの発生・繁殖しにくいと言えますが、その上にカーペットや布団を敷いているとダニが発生してしまう恐れがあります。

 

 

最後に、ダニの発生・繁殖を防ぐ具体的な方法を以下にまとめます!

(1)こまめに窓などを開けて風通しを良くする
(2)エアコンや除湿機で除湿を行う
(3)洗濯物の部屋干しを避ける
(4)定期的(数か月に一度)にコルクマットを剥がして換気する
(5)コルクマットが濡れた場合には、きちんと乾燥させてから敷く
(6)コルクマットの上に布団を敷く場合は、定期的に場所を変える
(7)布団は定期的に天日干しする
(8)こまめな掃除を心掛ける
(9)寝具類・衣類をこまめに洗濯して清潔にする

 

私たちが快適に過ごす部屋は、一年を通してダニが繁殖しやすい条件が揃ってしまいやすい空間になりがちです。

 

 

ダニの発生・繁殖を防ぐことで、室内を快適で清潔な空間にしたいものですね!

当記事が、その一助になれば幸いです!

 

 

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