コルクマットの防カビ対策【カビが発生してしまう6つの使い方と、発生を防ぐ方法】

コルクマット

コルクマットを敷こうか迷っているけれど、カビの発生が心配で迷っているという人も多いのではないでしょうか。

 

 

日本は湿気の多い国ですし、特に梅雨の時期はジメジメしてカビが生えやすくなるため、やはり気になりますよね。

 

 

そこで今回は、「コルクマットにカビを生やしてしまう使い方」「コルクマットの防カビ対策」などについて紹介したいと思います。

 

 

コルクマットはカビが生えにくい?

まず、コルクマットの原料であるコルク自体は、比較的カビに強い素材です。そのため、コルクマットはカビが発生し難いという特徴を持っています。

 

 

 

しかし、だからといってコルクマットにカビが生えることは無いのかというと、そうではありません。

 

 

カビが生えにくいのは確かですが、生育環境などが整った場合には コルクマットにもカビが生えてしまうこともあります

 

 

次に、カビが発生しやすい環境について簡単に説明します。

 

カビが生えやすい3つの条件とは

カビが発生しやすい条件は次のとおりです。

気温25℃~28℃(5℃~35℃前後でカビは発生)
湿度80%前後
栄養分(食べかすやホコリなど)が多い

 

逆に考えると、この条件を満たさなければカビの発生を抑制できるとも言えます。

 

しかし、一般に私たちにとっての快適な気温は20℃~27℃と言われており、部屋の中で快適に過ごすそうと温度調整すると、カビの発生しやすい条件に重なってしまいます。

 

 

また、家の中にあるものほぼ全て(木や紙などの建材、食べかす、ホコリ、垢など)がカビのエサ(栄養分)になってしまいます。

 

 

そのため、カビの発生を抑制するには、家の中の「湿度」または「栄養分」を減らすことが重要になります。

 

では、実際にどういった使い方をすると、カビが発生しやすい環境になってしまうのでしょうか?カビが発生しやすいコルクマットの使い方の事例を以下に紹介します。

 

カビを発生させてしまう6つの使い方と、防カビ対策

コルクマットにカビが発生してしまう使い方は、例えば次の6つになります。

 

(1)コルクマットをずっと敷きっぱなし
(2)コルクマットの上に布団を敷きっぱなし
(3)畳の上にコルクマットを敷いている
(4)コルクマットの上にカーペットなどの敷物を敷いている
(5)コルクマットを水気の多い場所に敷いている
(6)水物をこぼした後や水洗い後に、きちんと乾かさない

 

それでは順にみていきましょう。

 

コルクマットをずっと敷きっぱなし

コルクマットを外すのが面倒で年中敷きっぱなしにする人もいると思います。

 

 

特に、部屋全体に敷き詰めている場合や、コルクマットの上に大型家具を置いている場合には、コルクマットをめくって外す機会はどうしても少なくなってしまいますよね。

しかし、結露しやすい窓際などでは、コルクマットと床との間に湿気がこもりやすくなってしまいます。

 

 

また、コルクマットをずっと敷きっぱなしにしていると、カビのエサとなるホコリや食べカスなどが、つなぎ目(ジョイント部分)の隙間から入りこんでしまい、カビが生えやすい環境になることも…。

 

【防カビ対策】

 大掃除の時など、年に一度くらいはコルクマットをめくって掃除と換気をしておきましょう(結露しやすい窓際のコルクマットは年に数回)。

また、外したコルクマットをきちんと乾燥させることで、カビの発生を抑えることができます。

 

 

コルクマットの上に布団を敷きっぱなし

人は一晩でコップ一杯分の汗をかくと言われています。

 

 

そのため、ずっとコルクマットの上に布団を敷きっぱなしにしていると、

寝ている間に出た汗(湿気)が、布団とコルクマットとの間、またはコルクマットと床との間にこもってカビが発生しやすくなってしまいます。

 

 

調湿作用(湿気を吸収したり、放出したりする作用)のあるコルクマットといえど、万年床だと湿気がこもってしまいます。

 

 

【防カビ対策】

 コルクマットに限らず、畳やフローリングでも布団を敷きっぱなしにせず、起きたら布団を上げるか、少なくとも折りたたんで湿気がこもらないよう気を付けましょう!

また、布団は定期的に天日干ししたり、布団乾燥機を利用したりするのも効果的ですし、布団の下に除湿シートを敷くことも有効と考えます。

 

 

畳の上にコルクマットを敷いている

コルクマットだけでなく、畳にも調湿作用があります。

 

室内の湿度の高くなってくると水分を吸収し、室内が乾燥してくると蓄えた水分を空気中に放出してくれるので、室内の湿度を適度に保ってくれるのです。

 

 

しかし、畳の上に撥水性の高いコルクマットを敷いていると、畳から放出された湿気が、コルクマットと畳との間にこもってしまいます。そのため、カビが発生しやすい状態になります。

 

 

【防カビ対策】

畳の上にコルクマットを敷いている場合には、時々コルクマットを外して掃除しましょう。

または、コルクマットと畳の間に防湿シートを敷くことも有効な防カビ対策になります。

 なお、畳の表面は凸凹していて、畳の上にコルクマットを敷くと端(つなぎ目)の部分に浮きが生じやすいため、コルクマットが畳に完全に密着することはありません。

したがって、湿気を逃がそうと神経質になる必要はないと考えられますが、1年に2・3回はコルクマットを外して掃除・換気・陰干しをしましょう。

 

 

コルクマットの上にカーペットなどの敷物を敷いている

床の上にコルクマットを敷いて、その上に敷物(カーペットやラグ、絨毯など)を敷いている場合には、通気性が悪くなってしまいます。

 

特に、
「床とコルクマットとの間」、または「コルクマットと敷物との間」の2箇所に湿気がこもりやすくなり、カビが生えやすくなってしまいます。

 

 

【防カビ対策】

 コルクマットの上に敷物を敷く場合には、季節の変わり目などに、敷物とコルクマットをめくって掃除と換気をしましょう。

また、敷物は定期的に洗って干すことをオススメします。

 

 

コルクマットを水気の多い場所に敷いている

撥水性のあるコルクマットを、水気の多い場所(洗面所や脱衣所、キッチンのシンク前など)に敷いている人も多いと思います。

 

 

しかし、水気の多い場所は、湿度が高く、水を床にこぼしやすいため、他の部屋に比べて特にカビが発生しやすい環境と言えます。

 

 

【防カビ対策】

 多少濡れても自然に乾燥しますが、コルクマットが大きく濡れた場合はそのまま放置せず、水を拭いてキチンと乾燥させましょう。

また、定期的にコルクマットを陰干しすると、カビの発生を抑えることができます。

 

 

水物をこぼした後や水洗いの後に、きちんと乾かさない

小さな子どもがジュースやお茶などの水物をこぼしてしまうことは家庭内でも良く見られる光景ですよね。

コルクマットの上に水物をこぼしてしまっても、すぐに拭き取ればなんら問題ありませんが、そのまま放置してしまうとカビが発生する原因になることがあります。

 

 

特に、つなぎ目(ジョイント部分)の隙間に水物が入り込んでしまうと、そのまま拭き取ることはできず、自然乾燥もしにくいため、カビが発生しやすくなります。

 

 

また、猫を飼っていると部屋のいたる所で吐くことがありますし、子犬のトイレトレーニングの失敗などでコルクマットが濡れてしまうこともあるため、ペットを飼っている方は注意が必要です。

気付けば対処もできますが、目を離している時にされ、気付かずにそのまま放置してしまうなんてことも…。

 

 

さらに、コルクマットを水洗いした後、乾く前に敷くとカビが生えやすくなってしまいます。また、水洗いした後に、重ねて置いていてカビが生えたという話もあります。

 

 

【防カビ対策】

 水物をこぼしてしまった場合は、必ず拭き取りましょう。

つなぎ目(ジョイント部分)にまたがって水物をこぼした場合は、コルクマットを剥がしてしっかりと乾燥させてから敷くようにするとカビの発生を防げます。

また、コルクマットを水洗いしたときは、一枚一枚キチンと乾燥させましょう。

なお、気付かないうちにカビが生えてしまった箇所は、その部分だけ交換するなどして対処しましょう。

 

 

まとめ

いかがだったでしょう。

今回は、「カビを生やしてしまうコルクマットの使い方」「コルクマットの防カビ対策」について紹介しました。

 

 

コルクマットは比較的カビが発生しにくいマットですが、使い方によってはカビが生えてしまうこともあります。

いずれにしても、防カビ対策は「湿気の除去」「掃除(カビのエサとなる栄養分の除去)」がポイントになります。

 

すなわち、

・定期的にコルクマットを剥がして、換気・乾燥を行う
・掃除をしてカビのエサとなる食べカスやホコリなどを除去する

が重要になります。

 

 

喘息やアレルギーの原因にもなるカビを抑制することで、清潔で快適な生活を送れるよう気を付けてみてください。

 

 

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