コルクマットに静電気が溜まりにくい理由とは?

コルクマット

「コルクマットは静電気が溜まりにくい」と言われていますが、本当のことか気になったことはありませんか?

 

結論から言うと、実はコレ、本当のことです。

敷いているマットに静電気が溜まると、ホコリや髪の毛が表面に吸い付いて離れなくなってしまうため、掃除がしにくくなってしまいます。

そのため、静電気が溜まりにくいコルクマットは掃除がしやすく衛生的なマットと言えます♬

 

今回は、コルクマットに静電気が溜まりにくい理由について簡単に説明したいと思います。

 

 

静電気とは?

冬にドアノブを触ろうとしときに、バチっと静電気が走った経験はありませんか? とても痛いのでトラウマになっている人もいるかもしれませんね。

また、小学校の頃、下敷きとかで頭を擦って髪の毛を下敷きに吸い寄せたりして遊んだ経験がある人も多いと思います。これらは全て静電気が関係しています。

 

 

「静電気」とは、電子(マイナスの電荷を持つ粒子)が溜まった状態(帯電した状態)で起こります。

この電子は数が多くなると、数が少ないところへ移動して同じ量になろうとする性質があります。電子が多いところから少ないところに向かって、空気中を一気に移動(放電)することを私達は「静電気が発生した」と言っています。

 

中学校の頃、原子は「電子と中性子と陽イオンからなる」と教わった経験があると思われますが、物同士を擦り合わせたりすると、この電子が原子から外れてしまいます。

この電子が私達の身体に溜まっている状態のときに、私達が手で触ろうとすると、私達の身体からドアノブに向かって電子が空気中を移動します。

これが静電気(放電)の仕組みです。

 

 

コルクマットに静電気が溜まりにくい理由

コルクマットに静電気が溜まりにくい理由は、表面に貼り付けられているコルクの帯電性が低いからです。

 

天然木素材であるコルクは、電荷(または陽イオン)が発生してもすぐに放電する性質を持っています。

木製の家具などを触ろうとして、バチっという静電気が発生したという経験がある人はいないと思います。

金属などの導体や合成繊維、プラスチックなどの絶縁体と違って、天然木は電荷(または陽イオン)が発生してもすぐに放電してしまうため、帯電することが稀なためです。

天然木が帯電しにくいのは、例えば、天然木の吸湿作用多孔質構造(表面に小さい穴があいている構造)の細胞であることが関係しています。

天然木は帯電しても、多孔質細胞から空気中へ放出する水蒸気などを利用して、電荷(または陽イオン)を放電します。

余談ですが、夏場に静電気が発生しないのは、湿度が高いからです。帯電しても空気中を漂う湿気に電子が移動するため、夏場は帯電しにくくなります。

コルクマットに似た製品に、ジョイントマットがありますが、樹脂製のものは静電気を帯びてホコリや髪の毛などが吸い付いてしまい(まとわりつきやすく)、不衛生な状態になりがちです。

 

一方、コルクマットは静電気が溜まりにくいため、掃除機をかけるだけでホコリや髪の毛などが簡単に除去できます。

ホコリや髪の毛、カスなどを除去することで、カビやダニの発生を抑えることができます。

アレルゲンとなる物質を減らせるため、赤ちゃんや小さな子ども、ペットなどがいる家庭には、コルクマットがおすすめです。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

静電気を帯びにくいコルクマットを床面に敷くことで、掃除が簡単になりますし、ダニやカビの発生を抑制できます。

そのため、赤ちゃんや小さなお子さんがいるご家庭、ペットなど毛やダニなどが心配なご家庭には、コルクマットをオススメします。

当記事が、皆さんの心地よい空間づくりの一助になれば幸いです♪

 

 

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(※コルクマットなどのジョイント式マットは、同じメーカー・同じサイズ同士でないとジョイントできない場合が多いので、購入の際はご注意ください!)

 

 

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