コルクマットとジョイントマットの違いとは?メリットや性能面で比較

コルクマット

キッズルームなどでも使用されていることが多いので、ジョイントマットを見たことがある人は多いと思います。

一方で、「コルクマットはどんなものか良く知らない…」という人もいるかと思われます。

 

そこで今回は、コルクマットとジョイントマットの両方を使用している私が、それぞれの違いを解説します!

具体的には、ジョイントマットとコルクマットについて説明した後で、コルクマットとジョイントマットの違いを、それぞれメリット面や性能面で比較します。

 

 

そもそもジョイントマット・コルクマットとは?

まず、コルクマットとジョイントマットについて簡単に説明します。

 

ジョイントマットとは?

ジョイントマットとは、小さな正方形のマットをつなぎ合わせて使うマットのことです。

クッション素材(樹脂)でできていることが多いため、弾力性と防音性を備えており、小さな子どもの居る家庭でよく使われています。

 

上の写真のように、端の部分がギザギザになっており、このギザギザをつなぎ合わせて必要なスペースに敷くことができます。

 

 

コルクマットとは?

コルクマットとは、その名のとおりコルクを使用して作られたマットのことを言います。

但し、コルク100%でできているわけではなく、コルクを粉砕して接着剤で固めた薄いコルク層を、ベース素材(樹脂板)の上に貼り付けた二層構造のマットです。

 

裏面のベース素材(樹脂板)はジョイントマットと同じ素材ですので、基本的にコルクマットとジョイントマットとの違いは、表面に貼り付けられたコルク層があるか無いかだけになります。

 

上の写真を見てもらうと分かるように、コルクマットは端がギザギザになったジョイント式であり、ジョイントマットの一種であるとも言えます。

 

 

コルクマットとジョイントマットの違い(メリット面での比較)

コルクマットとジョイントマットの比較として、それぞれのメリットを並べると以下の表のようになります。

コルクマットのメリット ジョイントマットのメリット
・滑りにくい
・肌触りが良い
・表面にホコリが付きにくい
・価格が安い
・水洗いしやすい
・反りにくい
・ラインナップ(バリエーション)が豊か

 

なお、上の表には、一方のマットに対するメリットをそれぞれ記載しています。以下、それぞれ説明していきます。

 

 

コルクマットのメリットについて

上の表にも書きましたが、コルクマットの(ジョイントマットと比較した)メリットは、次のとおりです。

(1) 滑りにくい
(2) 肌触りが良い
(3) 表面はホコリを除去(掃除)しやすい

以下、順に説明していきます。

 

(1) 滑りにくい

ジョイントマットの表面は、素足で踏んだ場合は滑りにくいですが、靴下で歩くと少し滑ってしまいます。

 

一方、コルクマットは表面が非常に滑りにくくなっているのが特徴です。コルクマットの表面は、素足はもちろん、靴下で歩いても全く滑りません。

 

 

(2) 肌触り心地が良い

コルクマットの表面はサラっと乾いています。夏でもサラサラしているので、非常に肌触りが良いです♪

 

一方、ジョイントマット本体は、サンダルにも使われる素材でできています。そのためか、夏場のジョイントマットの表面はペチャっとした感触がします。

 

 

(3) 表面はホコリを除去(掃除)しやすい

ジョイントマットは擦れると静電気が発生しやすく、ホコリなどが付着しやすく(まとわりつきやすく)なっています。

 

一方、コルクマットの表面にはコルク層が貼られているため、ジョイントマットよりも静電気によるホコリの付着は押さえられます。

つまり、コルクマットの裏面に用いられたベース素材はジョイントマットと同じですが、表面にはコルク層が貼り付けられているため、ホコリが付着しにくく、掃除機で簡単に吸い取ることができます。

 

 

ジョイントマットのメリットについて

上の表にも書きましたが、ジョイントマットの(コルクマットと比較した)メリットは、次のとおりです。

(1) 価格が安い
(2) 水洗いしやすい
(3) 反りにくい
(4) ラインナップ(バリエーション)が豊か

以下、順に説明していきます。

 

(1) 価格が安い

一般的に、ジョイントマットの価格は、コルクマットに比べて安めであることが多いです。

 

コルクマットは、ベース素材(ジョイントマット)の表面に薄いコルク層を貼り付けた二層構造のマットです。材料費や製作工程数が多い分、コルクマットの方が価格が高めに設定されているのだと思われます。

 

 

(2) 水洗いしやすい

コルクマットも水洗いは可能ですが、コルク層が剥がれるため、ゴシゴシ洗いは禁物です。また、水洗い後も水を吸ったコルクを乾かす必要があります。

 

一方、ジョイントマットは樹脂製のマットのため、水洗い中に多少こすっても問題ありません。また、水洗い後は拭くだけでオッケーです。

 

 

(3) 反りにくい

上述しましたが、コルクマットは、コルク層とベース素材(樹脂)を貼り合わせた二層構造となっています。コルクマットは、膨張率(熱膨張や、湿気による膨張)の異なる二つの素材を貼り合わせているため、高熱や湿気が多い場所に置いておくと反ることがあります。

 

一方、ジョイントマットは全体が一つの素材でできていて、全体的に膨張するので、あまり反ることはありません。

 

 

(4) ラインナップ(バリエーション)が豊か

コルクマットは、柄やカラーを選ぶ余地が ほとんどありません。コルクマットは、コルク粒を「大粒」「小粒」に選ぶくらいしかできません。

 

一方、ジョイントマットには様々な色や柄がラインナップされています。お部屋の雰囲気に合わせて様々なバリエーションの中から好きな色や模様、組み合わせを選べぶことができます♪

例えば、ベージュ、ブラック、ブラウン、オレンジ、ホワイト、ミント、イエロー、ピンク、パープルの色を選べますし、木目柄や畳柄なども選ぶことができます。

 

 

コルクマットとジョイントマットの違い(性能面での比較)

断熱効果について

コルクマットやジョイントマットは、いずれも冬場の防寒対策に使用されることの多く、断熱効果に優れたマットです。

 

しかし、基本的に、断熱効果はベース素材(樹脂)の厚みに依存するところが大きいです。

つまり、どちらかの方が防寒対策として優れているというよりは、ベース素材がより厚いマットを選ぶ方が防寒対策になると考えられます。

 

 

防音効果について

コルクマットやジョイントマットは、どちらも防音効果の高いベース素材(クッション素材)を用いて作られています。

 

特に「軽量床衝撃音」に対して効果を発揮し、スプーンやフォークなどを床に落とした時の「カチャーン」という音や、スリッパで床を叩く「パタパタ」といった音を軽減してくれます。

 

但し、コルクマットとジョイントマットの防音効果を比較するのは難しいです。

その理由は、コルクマットとジョイントマットで同じ厚みのものがないからです。

また、コルクマットに使用されるコルクにも多少の防音効果はありますが、大部分はベース素材(クッション素材)の性能に依るものとなります。

 

つまり、防音効果が欲しい場合は、コルクマットかジョイントマットかの違いではなく、より厚みのあるマットを選ぶようにしましょう。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

最後に、「コルクマットの(ジョイントマットと比較した)メリット」「ジョイントマットの(コルクマットと比較した)メリット」について、まとめておきます。

コルクマットの(ジョイントマットと比較した場合の)メリット

(1) 滑りにくい
(2) 肌触りが良い
(3) 表面はホコリを除去(掃除)しやすい

 

ジョイントマットの(コルクマットと比較した場合の)メリット

(1) 価格が安い
(2) 水洗いしやすい
(3) 反りにくい
(4) ラインナップ(バリエーション)が豊か

 

基本的に、滑りにくさや、肌触りの良さを重視するなら「コルクマット」を選び、

デザインや、価格の安さ、メンテナンスのしやすさ(水洗いのしやすさ)を重視するなら「ジョイントマット」を選べば良いと思われます。

当記事が、皆さんの心地よい空間づくりの一助になれば幸いです♪

 

 

【 おすすめのコルクマット 】
「コルクマット」は、弾力性や防音性、断熱性に優れており、オールシーズン使用可能なオススメのマットです♪
(※コルクマットなどのジョイント式マットは、同じメーカー・同じサイズ同士でないとジョイントできない場合が多いので、購入の際はご注意ください!)

 

 

【 おすすめのジョイントマット 】
クッション性を重視するなら、コルクマットの姉妹品である「ジョイントマット」がオススメです! 豊富な模様・カラーバリエーションの中から選ぶことができます♪
(※コルクマットと同様にジョイント式マットは、同じメーカー・同じサイズ同士でないとジョイントできない場合が多いので、購入の際はご注意ください!)

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