コルクマットが湿気対策に効果的な理由とは?

コルクマット

防音効果や高いクッション性を持つコルクマットは、赤ちゃんや小さなお子さんのいる家庭などに多くの支持を得ています。

 

ところで、そんなコルクマットが湿気対策にも一定の効果を発揮するということはご存じですか?

 

 

 

湿度の高い地域や梅雨の時期、室内干し中の部屋などでは、カビの原因となる室内の湿気が気になってきますよね。

 

 

今回は、「コルクマットが湿気対策に有効な理由」「注意点」などについて詳しく説明していきたいと思います。

 

 

コルクマットが湿気対策に効果を有する理由

まず、コルクマットが湿気対策に効果を発揮する理由を説明します。

結論から言うと、コルクマットが湿気対策に有効な理由は、コルクマットが「調湿作用」を有するためです。

 

 

「調湿作用」とは、
天然木などが持つ特性の一つであり、空気中の湿度が高いときには周囲の水分を取り込み、空気中の湿度が低いとき(乾燥しているとき)には保持していた水分を放出するという性質のことです。

コルクマットの表面には天然木であるコルク材が使われているため、この特性を有しています。

 

 

 

梅雨の時期や夏季など湿気の多い季節は空気がジメジメしていて、フローリングの表面もベタつきがちですよね?

 

そんな時期でもコルクマットの表面がベタつかずに、サラッとした感触を保っていられるのはこの調湿作用によるものです。

 

 

コルクマットによる湿気対策の注意点 

撥水性と調湿作用を備えるコルクマットですが、以下に示すような湿度の高い場所に敷きっぱなしの場合には、カビやダニが発生してしまう恐れがあり、注意が必要です。

 

・キッチンや脱衣所など水に濡れることが多い場所に敷いている場合

・コルクマットの上に布団を敷きっぱなしにしている場合

・畳の上にコルクマットを敷きっぱなしにしている場合

・結露しやすい窓や戸の近くにコルクマット敷いている場合

 

上述したように、コルクマットは調湿作用を有していますが、コルクマットが吸収できる水分にも限度があります。あまりに湿気の高い場所に長時間さらされていると、カビなどの発生条件である湿気(水分)を常に含んだ状態になってしまいます。

 

 

また、一般的なコルクマットは、クッション性を高めるために、裏面にEVA樹脂を貼り付けた2層構造となっています。

表面に使用される「コルク材」には天然の抗菌成分が含まれており、カビやダニが繁殖しにくい素材と言えますが、湿気によるカビが心配なのは裏面に使用されるEVA樹脂の方です。

 

 

そのため、コルクマットを敷きっぱなしにしていると、気付かないうちに床との間にカビやダニが繁殖しているなんてことも起こり得ます。

 

 

《対策》

湿気によるカビやダニの発生を抑制するため、以下のような方法をお試し下さい。

 

(1)定期的にコルクマットを外して換気する

(2)湿気の多い時期・場所で使用する場合には、床とコルクマットとの間に防湿シートを敷く

(3)結露しやすい場所の近くにはコルクマットを敷かない

(4)コルクマットの上に布団を敷く場合は、万年床にせず上げる、または定期的に寝る位置を変える

 

 

コルクマットの湿気による反りと、その対策について

上述したように、天然木であるコルク材は調湿作用(空気中の湿気が多いときには吸湿し、乾燥しているときには水分を放出する性質)を有するため、水分を含んだ状態と、放出して乾いた状態とではコルク材のサイズが若干変わってきます。

 

 

具体的には、水分を含んだ状態ではコルク材が膨張し、乾いた状態では収縮します。一方、コルクマットの裏面のEVA樹脂はコルク材ほどの調湿作用はありません。

このように、表面材(コルク材)と裏面材(EVA樹脂)との湿気による膨張率の違いにより、コルクマットに反りが生じてしまうことがあります。

 

 

 

そのため、例えば、コルクマットを隙間なくキレイに敷き詰めたとしても、湿気の多い梅雨の時期(または、乾燥した冬場)になると、反りが発生してコルクマットの中央(または端の部分)が少し浮いてしまうことがあります。

 

 

《対策》

湿気によるコルクマットの反りは、素材であるコルク材が天然木である以上、ある意味仕方のないことだと思われます。とはいえ、湿気によってコルクマットが極端に浮いたり、つなぎ目(ジョイント部分)に隙間が生じたりするというわけでもなく、交換する必要もないと考えます。

 

 

但し、コルクマットが浮いたり、つなぎ目に隙間が生じたりすると、そこからホコリや髪の毛、カスなどが入ったり、コルクマットと床との間に湿気を含んだ空気が入り込んでカビなどの原因になる恐れもあります。

 

そのため、以下に示すような湿気対策が考えられます。

(a)定期的にコルクマット外して、陰干しして乾燥させる

(b)室内の湿度を、加湿器または除湿器によって調整する

(c)湿気の多い時期は、コルクマットと床との間に除湿シートを敷く

 

 

まとめ

いかがでしたか?

湿気の多い時期の足元のベタつきは不快ですが、サラッとした感触のコルクマットを敷くこと一気に解消できます♪

 

 

また、比較的ダニやカビに強く、調湿効果をもつコルクマットは、湿気の多い梅雨の時期や乾燥する冬季における室内の湿気対策にも有効です。

 

 

部分的に取り外せるジョイント式のコルクマットは、カーペットやラグなどの他の敷物に比べてお手入れしやすく湿気対策にもオススメです。

 

 

【 おすすめのコルクマット 】
「コルクマット」は、弾力性や防音性、断熱性に優れており、オールシーズン使用可能なオススメのマットです♪
(※コルクマットなどのジョイント式マットは、同じメーカー・同じサイズ同士でないとジョイントできない場合が多いので、購入の際はご注意ください!)

タイトルとURLをコピーしました