コルクマットは多数のメーカーから販売されていますが、以下の3種類でサイズ展開されていることが多いです。
・通常サイズ(30cm × 30cm)
・大判サイズ(45cm × 45cm)
・超大判サイズ(60cm × 60cm)
もちろん、これ以外の場合もありますが、このサイズ展開が大部分となっています。
(※なお、通常サイズを「レギュラーサイズ」、大判サイズを「ラージサイズ」と呼ぶこともあります)
ここでは、大判サイズ(ラージサイズ)のコルクマットを敷くのに適したシチュエーションや、大判サイズのコルクマットのメリット、デメリットなどについて紹介したいと思います。
目次
大判サイズに適したオススメのシチュエーション
大判サイズ(ラージサイズ)のコルクマットに適したシチュエーションは次の3つです。
・敷き詰めるスペースの各辺が大判サイズの倍数のとき
・畳の上に敷くとき
以下、順に詳しく説明します。
広いスペースに敷き詰めるとき
リビングなどの大きな部屋にコルクマットを敷き詰める場合や、部屋全体に敷き詰める場合などには、特に大判サイズがオススメです!
同じスペースに敷き詰める場合でも、枚数が格段に少なくて済むため、敷き詰める作業がとっても楽になります。
また、敷く枚数が減ってつなぎ目も少なくなるので、ジョイント部分をつなぎ合わせる作業も少なくて済みます!
普通サイズ(30cmタイプ)だと144枚に対して、
大判サイズ(45cmタイプ)だと、たったの64枚です。
なんと80枚も敷き詰める作業が削減できます!
敷き詰め作業に必要な労力が減るだけでなく、作業時間も大幅に短縮できます。
そして、このことは敷くスペースが広ければ広いほど顕著になります。
なお、子ども部屋のようにそれほど広くない部屋にコルクマットを敷く場合も、作業の手間が大幅に削減できるので、大判サイズをオススメします。
敷き詰めるスペースの各辺が大判サイズの倍数のとき
例えば、幅135cmの場所にコルクマットを敷こうとした場合
大判サイズなら45cm×3枚=135cm
となります。
この場合なら、きっと大判サイズを使用しますよね?
逆に、通常サイズであればカットしなくてはいけなくなります。
(※実際には、ジョイント部分の重なりや、サイドパーツの使用などにより多少の誤差が生じます)
つなぎ目を少なくでき、かつ、見栄えよく配置できる広さのスペース(例えば、大判サイズの倍数の奥行や幅のスペース)に敷き詰めるのであれば、大判サイズを使用するのが良いと思います。
畳の上に敷くとき
畳の上に敷く場合にも、大判サイズをオススメします。
畳の上にコルクマットを敷くと、つなぎ目(ジョイント部分)に多少の浮きが生じてしまいます。
その理由は、畳の表面はやわらかく、凸凹していて平らではないからです。
また、畳を良く観察してみると、一枚一枚端の部分が中央付近よりも盛り上がっているのが分かります。
コルクマットを一枚敷くだけであれば問題ありませんが、平らでない畳の上に複数枚のコルクマットを敷くため、ジョイント部分が浮いてしまいます。
一方、大判サイズのコルクマットであれば、敷く枚数が少なくて済むので、多少の浮きが生じるつなぎ目(ジョイント部分)を少なくできます。
大判サイズのコルクマットのメリット
大判サイズ(ラージサイズ)のコルクマットを使用するメリットは次の3つです。
・つなぎ目(ジョイント部分)が少なくなって目立ちにくい
・掃除が簡単になる
以下、順に説明していきます。
敷くのが簡単
大判サイズ(ラージサイズ)のコルクマットは一枚が大きいので、敷設予定のスペースに敷く枚数が少なくて済みます。
そして、コルクマットはジョイント部分をつなぎ合わせて敷き詰めるので、枚数が少ないとその分敷くのにかかる時間も少なくて済みます。
つまり、大判サイズのコルクマットは、通常サイズのコルクマットに比べて、簡単かつスピーディに敷くことができます♪
つなぎ目(ジョイント部分)が少なくなって目立ちにくい
大判タイプを使えば敷く枚数が少なくなるため、同じスペースに敷く場合でもコルクマット同士のつなぎ目を少なくできます。
つなぎ目が少ない分、お部屋全体がスッキリした印象に見えます。
掃除が簡単になる
大判サイズ(ラージサイズ)のコルクマットは一枚の面積が大きいため、水やお茶、ジュースなどの水物をこぼしてしまっても、つなぎ目にまたがって複数枚のコルクマットが濡れる確率は少なくなります。
つなぎ目の隙間に水分が入り込んだ場合は、複数枚のコルクマットを外して乾燥させる必要がありますが、一枚のコルクマット上にこぼしただけであれば、わざわざコルクマットを取り外して拭いたり、乾燥させたりする必要もありません。
また、大判サイズを使えば敷く枚数を少なくできるため、掃除するときに取り外すコルクマットの数や、掃除後にはめ合わすコルクマットの数が少なくて済みます。
そのため、通常サイズ(レギュラーサイズ)のコルクマットよりも手間が減り、掃除がさらに簡単にできます。
大判サイズのコルクマットのデメリット
次に、大判サイズのコルクマットのデメリットも紹介します。大判サイズのデメリットは、次の2つです。
・ドアやクローゼットの扉などの下の隙間には注意が必要
以下、順に説明していきます。
狭い場所には不向き
大判サイズは一枚の面積が大きいため、狭いスペースには向いていません。
例えば、脱衣所やトイレなどの狭い場所に敷く場合には、微調整しながら敷くことのできる通常サイズの方が、かえって楽に敷くことができます。
大判サイズを狭いスペースに敷き詰めようとすると、カットする部分が多くなってしまうことがあります。また、カットして敷き詰めることができても、交換時にはまたカットする必要があるので、非常に手間がかかってしまいます。
ドアやクローゼットの扉などの下の隙間には注意が必要
一般的に、コルクマットは絨毯やカーペットに比べて厚みがありますし、大判サイズの場合、厚みのあるタイプ(厚手タイプ)となっている場合が多いです。
基本的なコルクマットは、薄型タイプが8mm厚なのに対して厚手タイプが11mm厚の場合が多いです。
たった3mmの差ですが、ドアやクローゼットの下の隙間が少ないと、コルクマットに突っかかってドアなどが開かなくなってしまいます!
特に、バリアフリー化された住宅などの場合は、ドアやクローゼットの下の隙間が小さいことも多いです。事前にドアなどの下の隙間を確認しておくことをオススメします。
また、家具を置いていないスペースにコルクマットを敷こうと考えている人も多いと思います。
その場合には、家具(例えば、テレビ台やサイドボード、食器棚など)の扉や引き出しの下の隙間を、事前に確認しておくと失敗がありません。
まとめ
最後に、大判サイズ(ラージサイズ)のコルクマットを使用するメリットとデメリットをまとめます。
・敷くのが簡単
・つなぎ目(ジョイント部分)が少なくなって目立ちにくい
・掃除が簡単になる
・狭い場所には不向き
・ドアやクローゼットの扉などの下の隙間には注意が必要
敷き詰めるのが簡単で、つなぎ目(ジョイント部分)も少なくできる大判サイズのメリットはかなり多いと思います。
また、大判サイズは、通常サイズよりも厚みがある分、クッション性や防音性、断熱性などに優れています。
基本的に、広い場所に敷くのであれば大判サイズを選び、必要に応じて通常サイズを選ぶという考え方でも良いと思われますが、敷こうと考えている部屋の状況を事前に調べておけば、失敗する可能性はグッと減らせます!
購入する前にお部屋の状況などを考慮し、快適な住環境を実現させましょう♪
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(※コルクマットなどのジョイント式マットは、同じメーカー・同じサイズ同士でないとジョイントできない場合が多いので、購入の際はご注意ください!)
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