コルクマットの8つの掃除方法・お手入れ方法とその注意点

コルクマット

「コルクマットを使ってみたいけど、掃除方法・お手入れの方法ってどうすればいいの?」

そう思っている方も割と多いと思います。現に私がそうでした(笑)

 

 

でも、実はコルクマットの掃除方法・お手入れの方法って意外と簡単なんです!

 

そこで今回は、コルクマットの「掃除方法(お手入れ方法を含む)」「注意点」をそれぞれ紹介したいと思います!

 

コルクマットの8つの掃除方法(お手入れ方法)と注意点

以下、コルクマットの8つの掃除方法(お手入れ方法)と注意点について、それぞれ順に紹介していきます。

 

基本は掃除機をかける

コルクマットの日頃の掃除方法は、フローリングやカーペット、畳などと同じ様に、表面に掃除機をかけて行うのが基本になります。

 

 

粒子の粗いコルクの隙間に入り込んだチリや、つなぎ目(ジョイント部分)の隙間に入り込んだホコリやカス、髪の毛なども吸い取ることができるため、掃除機は大変便利な掃除道具です。

 

 

最近だと、コードレス(電源コード無し)の「ハンディクリーナー」や、ルンバ®などの「ロボット掃除機」を使用している家庭も多いと思います。

もちろん、どちらでも掃除可能ですが、軽量で小回りの効くハンディクリーナーがコルクマット掃除用として特にオススメです

 

 

《注意点》

しばらく掃除していない場合には、つなぎ目(ジョイント部分)からコルクマットの裏側にホコリや食べカス、髪の毛などが入り込むことがあります。

・当然ですが、コルクマットの裏側に入り込んだゴミは掃除機でも吸い取れません。少なくとも2・3ヶ月に一度はコルクマットを外して掃除機をかけるようにしましょう

 

ロボット掃除機の多くは段差を感知して方向を変えます。

 

そのため、機種によっては「コルクマット敷いている部分」と「敷いてない部分(床面)」との段差を感知して、コルクマットの上だけしか掃除してくれない、または、床面だけしか掃除してくれない(段差を乗り越えてくれない)ことが起こり得ます。

・大体のロボット掃除機は高さ約20mmまでの段差を乗り越えられるようですが、実際にコルクマット(厚み約8mm~11mm)を乗り越えられるか否か、事前にチェックしてみた方が良いと思います。

 

 

コロコロ®を使う

「コロコロ®」という名前で世間一般に広く知られたカーペット用の粘着クリーナーです。

 

電源を取る必要がなく、転がすだけでカーペットに絡まったホコリや髪の毛、カスなどをキレイに取り除いてくれる便利な掃除用具です♪

 

ちなみに、「コロコロ®」は株式会社二トムズの商標となっています。

 

 

《注意点》

カーペット用のコロコロ®は粘着力が強いため、コルクマットの掃除に使用すると、コルクマットにくっつき過ぎて上手く転がらなかったり、表面のコルクが剥離したりすることがあります。

・もし、カーペット用のコロコロ®を使いたい場合には、事前に何度かカーペットの上を転がして粘着力が弱まった状態で使うことをオススメします

 

 

・コルクマットの掃除にどうしてもコロコロ®を使いたい方は、株式会社ニトムズが販売しているコロコロ®フロアクリンをオススメします。

 

「コロコロ®フロアクリン」というのはフローリング用に開発された商品です。強粘着と弱粘着の2種類の粘着テープを使用し、床面に貼り付かないよう加工されているため、コルクマットでも使用可能です!

 

 

雑巾・ウェットティッシュで拭く

水やお茶などの水物をこぼしたときは、雑巾やウェットティッシュですばやく拭き取りましょう!

 

コルクマットは撥水性があるため、水物をこぼしてもすぐには染み込みません。すばやく拭き取ることでシミになるのを防ぐことができます。

 

 

《注意点》

雑巾やウェットティッシュで拭くときの注意点は、「ゴシゴシと強く擦らないこと」です。

・コルクマットを強く擦ると、雑巾などの毛がコルクにこびりつく場合がありますし、表面のコルクが傷んで剥がれてしまうこともあります。

 

コルクマットの表面を傷つけないよう優しく拭き取りましょう。

 

水などを含ませた雑巾やウェットティッシュで拭いた後、コルクマットの表面に水分が残らないように空拭きするとカビ発生の予防になります。

・空拭きの際も、コルクマットの表面を傷つけないよう、例えば、乾いた布をこぼした部分に押し当てて水分を吸い上げるようにしたり、乾いた布などでこぼした部分を軽く叩いたりすると良いと思います。

 

 

丸ごと水洗いする

広範囲にわたって汚れた場合や嘔吐した場合には、汚れた箇所を取り外して丸ごと水洗いするのがオススメです。

 

 

雑巾やウェットティッシュで拭くだけでは落とせそうにない汚れも、楽に洗い流すことができます。

 

 

《注意点》

丸ごと水洗いする際も、コルクが剥がれる原因になるため、コルクマットをゴシゴシ擦らないようにしましょう!

・ゴシゴシと強く擦ってしまうと、表面のコルクが剥がれる原因になってしまいます。

 

丸洗い後のコルクマットは、水分をタオルなどで拭き取ってから、一枚ずつ風通しの良い平坦な場所で陰干しして、しっかり乾燥させましょう!

・洗った後に立てかけて干すと、コルクマットが反ったり、歪んだりする恐れがありますし、直射日光に当て続けると、コルクマットの劣化を早めてしまうことにもなってしまいます。

 

 

・また、濡れた状態のコルクマットを重ねて干すと、重ねたコルクマットの間に乾き残しができ、カビが発生する原因にもなります。

そのため、コルクマットを洗った後はタオルなどで一度水分を拭き取るのがベターです。水分を拭き取ることで、乾かす時間も短縮できます♪

 

 

台所用洗剤(中性洗剤)で拭く

台所用洗剤は、特に皮脂などの油汚れにとても有効です。

 

掃除方法としては、台所用洗剤を水で薄めたものを雑巾やタオルなどに含ませて、汚れを拭き取ればオッケーです

 

 

《注意点》

弱アルカリ性の台所用洗剤を使うと、コルク材と反応してシミができてしまう恐れがあります。

・コルクマットの掃除には、弱酸性または中性の台所用洗剤(できれば、中性の台所用洗剤)を使うようにしましょう!

 

なお、中性の台所用洗剤でも濃度が濃すぎると、シミができることがあるようなので、台所用洗剤を使う場合は、必ず水で薄めて使うようにしましょう

 

 

ナチュラルクリーニング(酸性のお酢やクエン酸)

ナチュラルクリーニングとは、お酢クエン酸を使った掃除方法です。

 

具体的には、お酢やクエン酸水を雑巾などに含ませて拭く、またはスプレーボトルに入れて吹きかけるなどによって掃除する方法です。

(もちろん、その後は空拭きするなどしてコルクマットを乾燥させるのがベスト!)

 

 

手軽に汚れを落とせるだけでなく、除菌や消臭効果もあり、口に入っても安心・安全の「ナチュラルクリーニング」は、赤ちゃんや小さな子供、ペットのいる家庭に特にオススメです!

 

 

《注意点》

ナチュラルクリーニングの代表格である「重曹」や「セスキ炭酸ソーダ」はコルクマットにはNGです。

「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」は、手垢や皮脂などの油汚れの掃除や、脱臭にも使える便利なアイテムですが、木材の掃除には向いていません。

 

その理由は、アルカリ性である「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」がコルク材に含まれるタンニンと反応し、コルクマットが変色してしまうためです。

 

 

また、研磨作用のある「重曹」でコルクマットの表面を擦ると、表面のコルクが削れて傷んでしまう恐れもあります。

 

以上の理由から、コルクマットの掃除には「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」を使うことはオススメできません。

 

 

スチームモップをかける

コルクマットはスチームモップでも掃除することができます。

 

高温の蒸気を噴きつけて洗浄するスチームモップは、洗剤なしで手垢や皮脂、油汚れなども落としてくれます。

また、100℃を越える高温の蒸気によって除菌もできるので、コルクマットの表面を清潔に保てます!

 

 

水を使用するため、掃除後にはコルクマットを干す必要がありますが、高温の蒸気なので水洗いするよりは早く乾かすことができます!

 

 

《注意点》

高温の蒸気を使って掃除するため、同じところに長く留まっていると、コルクマットに反りや歪みが発生して、劣化を早めてしまいます。

・スチームモップの蒸気の温度は100℃前後で、一般的なコルクマットの耐熱温度よりも高いです。

高温の蒸気に接する時間が短時間であれば問題ありませんが、同じところに長く留まると、熱によってコルクマットが反ったり、歪んだりすることがあります。

 

 

スチームモップで掃除する場合は、コルクマットの上で長く留まらないように掃除しましょう!

 

 

消臭剤(ファブリーズ®など)を使う

汚れを取り除いても臭いが残る場合がありますし、ペットのおしっこが付いた場合は臭いが気になってしまうこともあります。

 

どうしても臭いが気になるときは、「ファブリーズ®などの消臭剤を吹きかけて消臭・除菌するのも一つの手段です。

 

 

《注意点》

「ファブリーズ®」をかけすぎると、コルクマットが反ったり、その成分でシミができてしまったりすることがあります。

・「ファブリーズ®」をかける場合は、軽めにシュッと吹きかけるくらいにしておきましょう。

 

効果的とは言えない掃除方法とその理由

次に、コルクマットの掃除方法として あまり効果的とは言えないものを紹介していきます。

 

ホウキ

電源を取る必要がなく、大きな音も出ないホウキは昔ながらの便利な掃除用具です。

 

しかし、ホウキは、ホコリやチリなどの除去効果が低く、あまりオススメできる掃除方法とは言えません。

 

 

その理由は、コルクマットの表面をホウキで掃くことでホコリを巻き上げてしまって、掃除後にホコリが再びコルクマットの表面に積もってしまうことが多いためです。

 

また、ホウキの毛先では、粒子の小さいコルク粒の隙間に入り込んだチリなどを取り除くのは難しく、掃除後もチリなどが残ってしまいます。

 

 

フローリング用ワイパー

「クイックルワイパー®のようなフローリング用のワイパーも、コルクマットの掃除用には向いていません。

 

 

その理由は、コルクマットの表面のグリップ力(摩擦力)が高くて、ワイパーがフローリングのようには滑らないためです。

 

コルクマットに引っかかって動きにくいため、思いどおりに掃除できません。

 

 

やってはいけないダメな掃除方法【厳禁】

最後に、やってはいけないダメなコルクマットの掃除方法(お手入れ方法)について説明します。

 

洗濯機でコルクマットを洗うのはNG

コルクマットを洗濯機で洗うのは絶対にやめましょう

 

 

コルクマットは水洗いできるため、洗濯機でも洗うことができると思われがちです。けれども、コルクマットを洗濯機で洗うと コルクマットまたは洗濯機を傷めてしまう場合があります。

 

例えば、コルクマットを洗濯機で洗うことによって、表面のコルクが剥がれてしまう可能性があります。

また、水を透過しないコルクマットを脱水すると、脱水時の遠心力が洗濯機にモロにかかってしまい、洗濯機が転倒・破損してしまう恐れがあります。

 

 

タワシやブラシでコルクマットをゴシゴシ洗うのもNG

タワシやブラシでコルクマットをゴシゴシと擦り洗いすると、表面のコルクやEVA樹脂が傷んで削れてしまうことがあります。

汚れたからといって、コルクマットの表面を削るような手入れの方法は厳禁です。

 

 

また、同じ理由からメラミンスポンジのような、表面を研磨する掃除用具も使わないでください。

 

 

アルカリ性の洗剤、石鹸、重曹、セスキ炭酸ソーダはNG

上述したように、アルカリ性の「洗剤」「石鹸」「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」などを使うと、コルクマットが変色してシミになってしまうため、使用しないようにしてください!

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

今回は、コルクマットの8つの掃除方法・お手入れ方法を中心に紹介しました!

コルクマットも、一般的なフローリングなどと同じような掃除方法・お手入れ方法で大丈夫ということがお分かり頂けたと思います。

 

 

なお、それぞれの項目に記載した「注意点」に気を付けることで、コルクマットを長く清潔な状態で使用できます♪

どうしても汚れが落ちにくいときは、その部分だけ交換すれば良いので、気軽にお掃除・お手入れしてみてくださいね。

 

 

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(※コルクマットなどのジョイント式マットは、同じメーカー・同じサイズ同士でないとジョイントできない場合が多いので、購入の際はご注意ください!)

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