コルクマットの上に布団を敷いて大丈夫?メリットや湿気・カビ対策とは

コルクマット

「部屋の中にコルクマットを敷きたいけれど、コルクマットの上に布団を敷いても大丈夫だろうか?」と悩んだことはありませんか?

 

人間は一晩でコップ一杯分(およそ100cc)の汗をかくと言われています。

コルクマットの上に布団を敷いていたら、布団とコルクマットの間やコルクマットと床面の間に湿気がこもり、布団やコルクマットにカビが発生してしまわないか心配になりますよね。

 

そんな人のために、今回は
「コルクマットの上に布団を敷いて大丈夫かどうか」
「コルクマットの上に布団を敷くメリット」
「コルクマットの上に布団を敷いた場合の湿気対策(カビ対策)」について紹介したいと思います。

 

 

コルクマットの上に布団を敷いて大丈夫かどうか

結論から言うと、コルクマットの上に布団を敷くのは良い選択だと思われます。

 

確かに、湿気がこもりやすいというデメリットもありますが、それを補って余りあるメリットも多く存在しています。

以下、コルクマットの上に布団を敷くメリットや湿気対策(カビ対策)について説明していきたいと思います。

 

 

コルクマットの上に布団を敷く3つのメリット

コルクマットの上に布団を敷くメリットは、以下の3つです。

・クッション性が高まる
・冬場の防寒対策になる
・自由自在にレイアウトが可能

 

以下、順に説明していきます。

 

クッション性が高まる

硬すぎると良く寝られないという人は、フローリングの上に布団を敷く場合に、布団とフローリングの間にマットレスを敷きますよね。

 

コルクマットは、クッション性を有する(弾力性の高い)マットです。

そのため、布団の下に クッション性を有するコルクマットを敷くことで、適度な弾力が得られ快眠できますし、朝起きても身体の痛みを感じることを抑えてくれます

 

 

冬場の防寒対策になる

冬場にフローリングの上を歩くと、あまりの冷たさに飛び上がってしまいますよね。スリッパ無しでフローリングの上を歩きたくない人も多いと思います。

 

一方、コルクマット(特に裏面に用いられているベース素材)は断熱性が高く、冬場でも冷たくなりにくいという性質を持っています。

 

そのため、冬場にコルクマットの上を歩いても冷たくはありません。

また、フローリングと布団の間にコルクマットを敷くことで、冷たいフローリングに布団の熱を奪われるのを防げます。つまり、コルクマットの上に布団を敷くことで、ポカポカと暖かい布団で寝ることができます。

このようにコルクマットを敷くことで防寒対策になります♬

 

なお、夏場のコルクマットの表面は熱くはありません。断熱性があるため、熱くなりにくく、どちらかというと表面温度は気温よりは少し低い程度です。

 

 

自由自在にレイアウトが可能

コルクマットはジョイント式のため、敷きたいスペースに敷くことが可能です。

つまり、一枚一枚をジグソーパズルのように組み合わせることで、好きな平面形状、好きな面積に敷くことができます。

 

そのため、部屋全体に敷くことはもちろん、部屋の一部分(布団を敷くスペース)にだけ敷くことも可能です。

 

 

コルクマットの上に布団を敷くデメリット

コルクマットの上に布団を敷いた場合のデメリットは、やはり湿気がこもりやすく、カビが生える場合があるということです。

 

なお、カビが発生しやすいのは、「布団」「コルクマットのつなぎ目(ジョイント部分)」「コルクマット(裏面)と床面との間」です。

 

コルクには天然の抗菌成分が含まれており、カビが繁殖しにくい素材と言えますが、裏面に使用されているベース素材(樹脂)はカビに強いわけではありません。

コルクマットは、ベース素材の上に薄いコルク層を貼り付けたものであるため、ベース素材にカビを発生させないようにしなければいけません。

 

なお、コルクマットの表面に使用されているコルクは、調湿作用(空気中の湿度が高いときには水分を取り込み、湿度が低いときには保持していた水分を放出するという天然木などが持つ特性)を有していますが、過度な期待は厳禁です。

コルクマットの表面に貼られた厚み 約1mmのコルクが吸収できる水分は、それほど多くありません。

毎晩コップ一杯分の汗(水分)を吸収するなんてことはできません。

 

また、コルクマットは気密性が高いため、コルクマットを敷いた部分は、床面との間に湿気がこもりやすく、そこに溜まった湿気は逃げにくくなってしまいます。

 

 

コルクマットの上に布団を敷いた場合の湿気対策(カビ対策)とは

コルクマットの上に布団を敷いた場合の湿気対策(カビ対策)は、次の6つになります。

(1) 毎朝、布団をあげる(定期的に干す)
(2) 定期的に掃除をする
(3) コルクマットは定期的に剥がす(取り外す)
(4) 部屋の湿度が高いときは換気する(または、除湿器を使用する)
(5) 布団を干せないときは布団乾燥機を使用する
(6) 布団の下(布団とコルクマットの間)に防湿マットを敷く

(1)(2)(3)(4) 辺りを行うと、カビの発生をかなり抑えることができます。

 

以下、順に説明していきます。

 

毎朝、布団をあげる(定期的に干す)

布団を敷きっぱなしにしていると、布団自体が湿気を帯びた状態になりますし、コルクマットとの間にも湿気がこもってしまいます。

 

面倒くさがらず、できれば毎日布団を上げることで、カビの発生を抑制できます。

毎朝 布団の上げ下げができない場合には、最低でも布団は毎朝折り曲げて、コルクマットと布団の間に湿気がこもらないようにしましょう。

また、毎晩 寝る場所を変えるのも多少は効果があります。

 

そして、布団は 定期的に天日干しして、乾燥させるようにしましょう。

 

カビを発生させないためには、湿気をなくして乾燥させるのが一番です。

毎日、「布団を上げる」「布団を定期的に干す」の2つをするだけでも、カビの発生はかなり抑えられます。

 

 

定期的に掃除をする

食べカスやホコリは、カビやダニの栄養分となります。

 

つまり、食べカスやホコリを取り除くことでカビやダニの繁殖を防ぐことができます。

布団を敷いているコルクマットの表面に掃除機をかけるのはもちろん、定期的にコルクマットを剥がして(取り外して)掃除機をかけましょう!

 

カビの生える条件については、別の記事で詳しく紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。

参考記事:「コルクマットの防カビ対策

 

 

コルクマットは定期的に剥がす(取り外す)

上述しましたが、コルクマットは気密性が高いため、コルクマットを敷いた部分は、床面との間に湿気がこもりやすく、そこに溜まった湿気は逃げにくくなってしまいます。

 

そのため、コルクマットを定期的に(2週間に一度くらい)剥がして、コルクマットと床面との間に湿気がこもらないようにしましょう。

全部剥がす(取り外す)のが難しい場合は、何枚かを取り外すだけでも換気でき、湿気を逃がすことができます。

 

 

部屋の湿度が高い場合は換気する(または、除湿器を使用する)

部屋の湿度が高い場合は、換気をして湿度を下げることで、カビの発生を抑制できます。

 

但し、梅雨など雨が多い季節や、低地など湿気が多い場所に住んでいる等で、常に室内の湿度が高い場合には、除湿器などを使って湿度を下げるのも有効な手段です。

 

 

布団を干せないときは布団乾燥機を使用する

上述したように、人間は寝ている間に大量の汗をかくため、朝起きたときの布団は大量の水分を含んでいます。そのため、布団を定期的に干すことができないと、布団にカビが生えやすくなってしまいます。

 

忙しかったり、雨続きで布団を干すことができない場合は、以下に示すような布団乾燥機で乾燥させると、カビやダニの発生を抑制できます。

 

 

布団の下(布団とコルクマットの間)に防湿マットを敷く

敷き布団とコルクマットの間に、防湿マットを敷くのも有効な湿気対策(カビ対策)の一つです。

 

防除マットを敷くことで、布団に溜まった水分を吸いとってくれます。

 

但し、あくまでも布団に溜まった湿気(水分)を除湿マットに移動させているだけなので、そのままにしていると除湿マットにカビが生えてしまいます。

除湿マットに溜まった水分を取り除くため、除湿マットを定期的に干す必要があることに注意してください。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

最後に、「コルクマットの上に布団を敷くメリット」「コルクマットの上に布団を敷いた場合の湿気対策(カビ対策)」をまとめておきます。

コルクマットの上に布団を敷くメリット

・クッション性が高まる
・冬場の防寒対策になる
・自由自在にレイアウトが可能

 

コルクマットの上に布団を敷いた場合の湿気対策(カビ対策)

(1) 毎朝、布団をあげる(定期的に干す)
(2) 定期的に掃除をする
(3) コルクマットは定期的に剥がす(取り外す)
(4) 部屋の湿度が高い場合は換気する(または除湿器を使用する)
(5) 布団を干せないときは布団乾燥機を使用する
(6) 布団の下(布団とコルクマットの間)に防湿マットを敷く

 

このように、湿気対策(カビ対策)をすれば、コルクマットの上に布団を敷くメリットは多いとです。

今回紹介した方法を活用し、日頃からお手入れすることで、コルクマットを使って快適な生活を送ってくださいね ♬

 

 

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(※コルクマットなどのジョイント式マットは、同じメーカー・同じサイズ同士でないとジョイントできない場合が多いので、購入の際はご注意ください!)

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